以前は患者を「患者さん」と呼ぶ医院が多かったのですが、いつの日からか患者さんを「患者様」と呼ぶ医院が多くなりました。

さらに、2011年厚労省が発表した指針をきっかけに、呼び方を「患者さん」から「患者様」に呼ぶよう広がり始めました。

しかし、医科ではそれほど定着せずに「患者様」から「患者さん」にほぼ戻っています。

しかし、歯科医院においては「患者様」と呼ぶ医院が大半を占め、定着しつつあります。

 

なぜ、歯科では「患者様」が定着したのか?

原因は歯科医院の評価基準が「治療の質」から「経営」になってしまったことが大きいのかなと思います。

「お客様(患者様)は神様です。」という風潮が根底にあるのではないでしょうか。

歯科医院であっても、サービス業であり、経営は維持、向上しなければならないというのは分かります。

しかし、昨今は少々、「経営」に対して行き過ぎているような印象を受けます。

 

当院では、「患者様」ではなく「患者さん」とお呼びします。

当院では、患者さんに対しては上下関係を持たず、対等な関係で対応しています。

対等であれば「様」より「さん」の方がふさわしいと考えています。

モラルを持って、敬意を払い、信頼関係を築く、当たり前の接遇しか行っていません。

目の前の患者さんが「歯のことで困った」、歯医者として「何とかしてあげたい」という自然な気持ちが最優先で、そこには接客マニュアルなどはありません。

 

どのような対応を望むかは人それぞれ

歯科医院のホームページなどをいろいろ見ていると、「患者様」としているところ、「患者さん」としているところがあり、興味深いです。

こだわりを持ってその呼び方にしているのか、特にこだわりなく以前から使っているから、回りがそう呼んでいるからなどもあると思います。

患者様の対応を望むか、患者さんの対応を望むかは人によって違います。

歯科医院を選ぶときの一つの判定基準の参考にしていただければと思います。

 

 


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