歯科治療には治療を行うか、行わないかを考えるときがしばしばあります。

そのような場合、当院は治療は行わず、様子を見る、経過を観察することにしています。

 

例えば、

歯の表面の溝にできた茶色または白に変色した歯、分類をすればこれはれっきとしたむし歯です。

ですが、当院ではこのようなむし歯は削らず、様子を見ることにしています。

理由はこのような表面のむし歯は痛みなどの症状はなく、5、10年、運が良ければ生涯、今のままで進行しないことも十分考えられるからです。

治療をしてしまうと、治療をしたところから新たにむし歯が発生するリスクもありますので、あえて治療はしません。

ただし、継続的に経過を見ることが必要です。

 

このように色や大きさが変化した場合は進行していると判断し、治療を行うことを提案します。

治療をせず、様子を見た方が良いという考え方は歯科医によって、それぞれです。

小さいむし歯でも削って治療した方がよいという考え方もあります。それはそれで決して否定するようなものではありません。

当院の考えでは様子をみることを大切に考えています。


今日の初診の患者さんの3人は状況を説明した上で、治療はせず、様子を見ることにしました。
案外、原因が分かれば、「治療はしないで、様子を見ましょう」という言葉だけでも、安心して、症状が治まったりもします。

ただし、何でも様子を見ればよいということではありません。必要なときに、必要な治療は行わなければなりません。

分からないから適当な「様子をみましょう」ではなく、適切な診断の下の「様子を見ましょう」は大切だと考えています。

 

 

 

 

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